Instagramのリール動画に文字起こし(字幕)を加えたいと思ったことはありませんか?
Instagramリールに文字起こし(字幕)を加えることで、動画の伝わりやすさが大きく向上します。聴覚に障がいのある人や音声を聞き取りにくい環境のユーザーにも内容が伝わりやすくなり、アクセシビリティが改善されます。
さらに、字幕付きのリールは視聴完了率やシェア率が高まる傾向にあり、エンゲージメント向上にもつながります。検索にも強くなるため、SEO対策としても有効です。

リールへの文字起こしは今や欠かせない要素となりつつあります。
この記事では、その具体的な方法と活用のポイントを詳しく解説します!
この記事でわかること
・Instagramリールを文字起こしする方法
・便利な文字起こしサービスの使い方とおすすめ紹介
文字起こしとは?

文字起こしとは、スマホやレコーダーで録音した音声やビデオの内容をテキスト形式に変換する作業のことをさします。
会議や講演、インタビューなどの音声記録の内容をテキストとして書き起こす作業などが多く、以下のようなさまざまな目的で利用されます。
Instagramリール自動キャプション機能とは
Instagramには自動で音声を文字化するキャプションステッカー機能があります。この機能は2022年から導入され、対応言語には日本語を含む多数の言語が用意されています。リール編集画面で「キャプション」または「字幕」ステッカーを選択すると、動画内の音声をAIが認識して自動的に字幕を生成します。字幕は閉じた形(クローズドキャプション)で表示され、フォントや色をカスタマイズできるため、動画に合わせて見せ方を変えられます。設定で「キャプション表示」をオンにしておくことで、各動画でステッカーを追加するだけで簡単に文字起こしが可能です。
この自動キャプション機能は、手作業での文字起こしの手間を省き、動画作成を効率化します。
ただし自動認識のため誤認識もあり、後から文言を修正する必要が出てくることも。そんな時は、AIの自動文字起こしサービスを上手に活用し、効率の良い作業を行いましょう。
おすすめのAI文字起こしサービス3選!
精度の高い文字起こしが可能で、プランによる選択肢も豊富です。また、膨大なデータを文字起こしするのに向いています。
おすすめのAI文字起こしサービスは、以下の3つになります。
それぞれ翻訳機能や単語登録、話者識別などの便利なオプションがついていますので、自分に合うアプリを見つけて作業効率アップを目指しましょう!
文字起こし アプリ | 公式 サイト | 料金 | 無料お試し | 文字起こし 時間 | 多言語での 翻訳 | カスタムで 単語登録 | 話者識別 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() Notta | 公式サイト | フリープラン 0円 プレミアムプラン 1,317 円 ビジネスプラン 2,508円 | ![]() 【あり!】 無料のままでも 利用OK! | 1,800 分 / 月 無制限もあり | 42言語 リアルタイムでも可能 | あり | あり |
![]() AutoMemo | 公式サイト | 1年分一括払い15,360円 (1か月あたり 1,280円 | ![]() 【あり!】 文字起こし:1時間/月 要約:1回/月 | 制限なし | 72言語 | 記載なし | あり 話者ごと要約OK |
![]() WITH TEAM | 公式サイト | 1文字0.5円〜 | ![]() なし | 制限なし | 別途見積 必要 | 記載なし | 用問い合わせ |
Notta

Notta(ノッタ)は、高精度なAI文字起こしであり、日本語や英語を含む42言語に対応しています。
リアルタイムでの文字起こし、音声ファイルの文字起こし、Web会議の自動文字起こしと録画ができるほかにも、録音済みの音声ファイルをインポートするだけでデータ化することができます!
さらに、文字起こししたテキストの内容をAIが自動的に要約してくれるので、議事録作成はもちろん、ブレインストーミングの内容を後から整理・振り返ることも簡単にできるようになります。
編集データはtxt、docx、srt、pdfファイルとして保存できます。
文字起こし方法 | ・録音済みの音声データ ・音声や動画ファイルのアップロード |
複数言語 | 42言語対応 2言語の同時翻訳も可能 |
話者識別 | あり |
読み取り精度 | 高い 認識率は98.86%以上の実績! |
対応端末 | PC・スマホ(iOS、Android) |
料金プラン | ●個人向け フリー:無料 プレミアム:1,317円/月 ●チーム・企業向け ビジネス:2,508円/月 エンタープライズ:要相談 |
AutoMemo

AutoMemoは、会議録やインタビューの文字起こしに最適なAIツールです。
98.9%の精度で文字起こしを行い、自動で要約も作成できるため、作業の大幅な効率化が可能です。
ブラウザ上で完結し、データはクラウドに保存されるため、いつでも簡単にアクセスできるので作業効率も上がります。
1時間の録音であれば約20分で文字起こしが完了するのが特徴で、会議の議事録作成、インタビューの原稿作成、ボイスメモの書き起こしなど、様々なシーンで活躍します。
OneDrive、Google Drive、Dropboxとのクラウド連携も可能です。
文字起こし方法 | ・音声データや録画ファイルのアップロード ・オンライン会議ツールを利用したブラウザ上での直接録音 |
対応言語 | 1度の録音に対して1言語のみ対応 |
話者識別 | あり |
読み取り精度 | 高い(98.9%の精度!) 話者ごとの要約機能もあり、後からの見直しや編集も便利 |
対応端末 | PC(WindowsやMac)スマホ(iOS、Android) |
料金プラン | ●お試しプラン(無料) 料金: 無料 文字起こし時間: 月1時間まで 要約機能: なし ●スタンダードプラン 料金: 月額1,480円(年払いの場合、月額1,280円で合計15,360円/年) 文字起こし時間: 月30時間 要約機能: 10回/月 ●プレミアムプラン 料金: 月額2,480円(年払いの場合、月額1,980円で合計23,760円/年) 文字起こし時間: 月30時間 要約機能: 10回/月 企業のニーズに合わせた法人向けの大容量プランもあり |
WITH TEAM

WITH TEAMの文字起こしサービスは、業界最高水準のクオリティと迅速な納品が特徴です。
価格は1分あたり120円からとリーズナブルで、プランによってライターや校正者の人数を選ぶことができます。
ライトプランではスピーディーな納品が可能で、スタンダードプランでは厳密なチェック体制が整っています。
ISMS(ISO27001)認証を取得しているため、情報セキュリティも安心です。導入実績にはKADOKAWAや講談社、大学など、多くの企業や教育機関が名を連ねています。
さまざまな用途に対応し、議事録やインタビューの文字起こしから裁判記録まで、幅広く利用されています。
文字起こし方法 | ・マイページから、音声や動画ファイルのアップロード ・メールで仕事内容を送る際に添付して送信も可能 |
対応言語 | 日本語と英語に対応。 英語の音源や動画の文字起こしも可能 |
話者識別 | あり |
読み取り精度 | 高い プランによって校正者が加わるため、精度がさらに向上 |
対応端末 | PC(WindowsやMac)スマホ(iOS、Android) |
料金プラン | ●ライトプラン 価格:1分あたり120円~ 内容:ライターと最終チェック者の2名体制。スピードとコスト重視のプラン。 納期:通常1日~2日。特急対応も可能です。 ●スタンダードプラン 価格:1分あたり180円~ 内容:ライター、校正者、最終チェック者の3名体制。正確性と質の高い文字起こしが可能。 納期:通常2日~3日。特急対応も可能です。 |
文字起こし後の編集と校正ポイント
自動またはツールによる文字起こしが完了したら、次に編集と校正を行いましょう。以下のポイントに注意することで、自然で読みやすいテキストに仕上げられます。
誤字・脱字のチェック
AIや音声認識は完全ではないので、音声と文字が合っているか入念に確認します。特に以下をチェックしましょう。
- 聞き取り違い: 似た音の言葉(「え」や「あ」「お」など)や専門用語、人名などは誤変換されやすいので注意して聞き直し、正しい表記に修正します。
- 脱落・重複: 長い文で繋がりが変になっていないか、「~です」が抜けていないか、同じ語句が重複していないかを確認します。場合によっては一度音声を再生し直して確認すると確実です。
- 句読点や改行: 音声認識では句点「。」や読点「、」が自動的に入らない場合があるので、意味が分かりやすくなるよう適切に追加します。リールの字幕は画面幅が限られるため、文の切れ目で改行すると読みやすくなります。
テキストのフォーマット調整
誤字脱字の修正後は、見た目や表現にも気を配ります。
- 行間・改行位置: リールの字幕は幅が狭いので、1行あたりの文字数を20~25字程度に抑え、意味のまとまりで改行を入れます。長い一文は途中で分割して、複数行の字幕にすると読みやすいです。
- フォント・スタイル: Instagramのキャプションステッカーではフォントや背景色を変更できます。重要なキーワードや強調したい語句には別の色・太字を使うなど、視覚的に伝わりやすいよう調整しましょう。
- 敬語・表現の統一: 口語で話したまま文字起こしすると砕けすぎる場合があります。必要に応じて語尾を「~です」「~ます」に揃えるなど、文体を整えましょう。なおリールは親しみやすい口語調が一般的なので、堅すぎない表現を心がけます。
これらの編集を経て、完成度の高い字幕が完成します。最後にもう一度動画を再生し、文字が画面上に正しく表示されるか確認しましょう。
自動キャプション機能の使い方
Instagramアプリの自動キャプション機能を使う手順は以下のとおりです。各ステップに沿って操作するだけで、リールに文字起こしを追加できます。
ステップ1:リールの録画または選択
Instagramアプリを開き、画面下部の「+(作成)」ボタンをタップします。表示されたメニューから「リール」を選び、新しく動画を撮影するか、カメラロールから既存の動画を選びます。撮影する場合は録画を開始し、撮り終わったら編集画面で「次へ」を押してください。事前に撮影済みの動画を使う場合は、選択後に編集画面に進みます。
ステップ2:キャプションステッカーの追加
リールの編集画面で、画面上部または下部にあるステッカー(スタンプ)アイコンをタップします。ステッカー一覧が表示されるので、「キャプション」または「字幕」と表示されているステッカーを探してタップします。すると自動で音声の文字起こしが開始され、動画の再生に合わせてキャプションが画面上に表示されます。生成には数秒から数十秒かかる場合がありますので、しばらく待ちましょう。
ステップ3:自動文字起こしの生成と表示
ステッカーをタップすると、AIが動画内の音声を認識して字幕を入力し始めます。生成が完了すると、画面上に文字テキストが表示されます。動画の長さや音声の量によっては、字幕がいくつかのブロックに分かれて表示されます。ここで自動生成された字幕を確認し、誤字や聞き取り間違いがないかチェックします。
ステップ4:テキストの編集とカスタマイズ
自動生成された字幕は、通常そのまま使えますが、誤りがある場合は修正が必要です。字幕のテキスト部分をタップすると編集モードになり、言葉を変更したり削除したりできます。また、字幕全体をタップした状態でドラッグすることで、表示位置を上下左右に移動できます。フォントや色、サイズも画面上のメニューから選択できるので、リールの雰囲気に合わせてスタイルを整えましょう。編集が完了したら、「完了」ボタンまたは画面上のチェックマークを押して設定を保存します。この段階で動画全体をプレビューし、字幕が正しく表示されていることを確認してから投稿します。
手動で文字起こしを行う方法
Instagramの自動キャプション機能を使わずに、自分で手動で文字起こしを行う方法もあります。以下の手順で進めれば、ツールが不要な方法とウェブツールを活用する方法の両方を利用できます。
ツール不要で手入力する手順
最もシンプルなのは、動画を視聴しながらテキストを手入力する方法です。具体的には、次のような手順が考えられます。
- 音声を聞き取りながらメモ帳に入力: スマートフォンやパソコンのメモアプリ(メモ帳やテキストエディターなど)を開き、Instagramリールの音声を一時停止・再生しつつ、聞こえた音声をそのまま入力していきます。短い動画であればこの方法が確実ですが、長い動画では時間がかかるため、部分ごとに区切って行うと良いでしょう。
- スマホの音声入力機能を利用: iOSやAndroidでは音声入力機能が利用できます。画面収録などで音声を再生しながら、テキスト入力欄のマイクアイコンをタップして音声認識を行います。ただし環境音が多いと誤認識しやすいため、できるだけ静かな場所で再生すると精度が上がります。
- 分割再生を活用: 長時間のリールの場合、動画を短いセグメントに分割して聞き取りやすくすると効率的です。動画編集アプリでリールを切り分けるか、再生位置をこまめに移動して聞き取ります。
これらの方法では特別なアプリは不要ですが、時間と労力がかかります。正確に一字一句起こすことができますが、長いリールには向いていません。
Dictationerなどのウェブツールを利用する
手軽に文字起こしを行うには、オンラインの音声認識サービスを利用する方法があります。特に以下のようなウェブツールが便利です。
- Dictation.io(ディクテーション): ウェブブラウザで使える無料の音声認識ツールです。マイクからの音声入力をリアルタイムでテキスト化できます。Instagramリールの音声をパソコンのスピーカーから再生し、マイクで拾わせることでテキスト化することが可能です。
- Googleドキュメントの音声入力機能: Googleドキュメント(Googleスプレッドシートなどでも可)にはマイクアイコンで音声入力できる機能があります。こちらも同様にリールの音声を流しながら音声認識を行えます。
- その他のオンラインツール: 「Speechnotes」「Web Speech API Demo」といった無料の音声認識サイトも利用できます。ブラウザ上で録音・認識し、結果をコピペして使うことができます。
これらのツールでは、音質やマイク性能に依存しますが、無料で利用できるものが多いので手軽に試せます。ただし、長時間を一度に認識させるとエラーが起きやすいため、1分前後ずつ分けて再生・認識するのがコツです。
よくあるトラブルシューティング
文字起こしの過程では、以下のような問題が発生することがあります。それぞれの対処法を把握しておくと便利です。
キャプションが生成されない場合
- ステッカーの選択漏れ: リール編集画面でキャプションステッカーをタップしていないと字幕は生成されません。ステッカー一覧に「キャプション」または「字幕」が表示されない場合は、アプリを最新版にアップデートして再度確認してください。
- 動画の音声が検出できない: 音量が極端に小さい、または動画に音声トラックが含まれていない場合、自動文字起こしが働きません。動画の音量設定を上げるか、マイクで拾える程度に音声がクリアに再生されているかチェックしましょう。
- 言語設定の問題: Instagramの設定で字幕言語に制限がかかっていることがあります。端末の言語設定が日本語以外の場合、英語音声にしか字幕がつかない場合もあるので、設定画面の「アカウント>言語」で日本語が選ばれているか確認してください。
認識精度が低い場合
- 録音環境の改善: 背景雑音が多い、音声が遠いなどの場合、文字認識率が低下します。可能であれば静かな場所で録音し、マイクに近い状態で話すようにします。リールの既存動画であれば、マイク音量を上げたり外部マイクで再生する方法も試してみましょう。
- 話し方の工夫: 早口や口ごもり、専門用語の早口は誤認識の原因です。新しく音声を録る場合は、はっきりとゆっくり話し、文章の切れ目ごとに間を入れるよう心がけると良いです。
- 後から手修正する: 完全な精度を求めるなら、生成後の字幕を必ず手動で見直します。間違いが多い部分だけを修正することで効率的に精度を上げることができます。
ステッカーが表示されない場合
- アプリの更新: 古いバージョンのInstagramでは、キャプションステッカーが未実装のことがあります。App StoreやGoogle Playでアプリを最新状態に更新してください。
- リール編集画面の確認: ストーリーズとリールでステッカーアイコンの位置が異なる場合があります。リール編集時は画面の上部または下部にあるステッカーアイコン(四角いスマイルマーク)をよく探してタップしましょう。
- 一時的な不具合: アプリの挙動がおかしいときは、一度アプリを再起動するか、端末を再起動すると改善することがあります。それでも出ない場合は、インスタグラムのヘルプやサポートに問い合わせることも検討してください。
以上のポイントを参考にすれば、Instagramリールの文字起こしをよりスムーズに行うことができます。自動キャプションと手動編集を組み合わせて、誰にでも見やすい魅力的なリール動画を作成しましょう。